HOME連載記事特集記事 > 社内の人間関係を円滑にしたい!お仕事女子のコミュ力術

連載記事

社内の人間関係を円滑にしたい!お仕事女子のコミュ力術

お仕事女子のコミュ力術


職場の人間関係はできるだけ波風立てずにいたいもの。でもときに自身の無意識な行動や言動が
相手に不快な思いをさせたり、逆にさせられたりして不満を抱くことがあります。そこで必要となるのが
“コミュニケーション力”。社内の雰囲気や仕事を円滑に進めるためにも欠かせない能力です。
ちょっとした気配りや考え方を見直せば、苦手な相手との関係がスムーズになるかもしれません。
コミュニケーション力をブラッシュアップして職場での快適な人間関係を築きませんか。


職場の人間関係に満足している人は17%!



仕事を辞めた(あるいは辞める)理由として、様々なランキングで常に上位に来るのが「人間関係」。待遇ややりがいの問題よりも、やはり〝家族以上に同じ時間を過ごす他人〟との関係は、みなさんの悩みのタネであるようです。言い換えれば、人間関係さえうまくいっているなら、少々のツラいことには目をつむりワークライフを満喫できるということ!ちなみに「コミュニケーション」とは、ラテン語の「分かち合うこと」に由来します。さぁ明日から、仕事の喜びを、しんどさを、仲の良い人も苦手な人も引っくるめて分かち合ってみませんか。



はたじょメンバーに聞きました

※はたじょとは、働く女性ならではのリアルで感度の高い声を活かして、アンケートや体験レポート、
モニタリングなどに積極的に参加してくれる女性が集うトマトコーポレーション読者限定のメンバー組織です。


Q1.職場の人間関係に満足していますか?

Q2.職場の人間関係で悩んでいますか?

Q3.誰との人間関係で悩んでいますか?

Q4.職場の人間関係づくりで気をつけていることを教えてください。

Q5.その他、職場の人間関係づくりで気をつけていることがあれば教えてください。

上司の趣味のものを自分も取り入れてみる。
自分の子どもがまだ小さく、体調不良で急に休みを交代してもらったりする事があるので、
逆に自分に交代の要請があった時は快く引き受ける。
お互い様だという気持ちを持つこと。
学生や主婦などのアルバイトが多いので、積極的に話しかけたりして居心地の良い環境を作るよう心がけています。
元気がない時に特に声をかける‼
お礼や謝罪をしっかりすることです。
好きでない人でも、相手の誕生日などには贈り物をして一言感謝の言葉を添える。
誰とでも仲良くする。
年齢的に年下の先輩や同僚が多いが、丁寧な言葉を意識して使うこと。
…など

実のところ…みんなのあるある

自分に甘く人に厳しい。自分はできてなくても、人が出来ないと責める。
悪口をいう人がいると雰囲気が悪くなるので困ります。
指示を出さないと行動しない。暴言を吐かれた。
毎日、他の人の悪口や愚痴を電話してくる。
自分が仕事をしたくないからか仕事量が少しでも増えると休憩から早く帰ってこいと言いにくる。
その日の気分によって機嫌が悪くなる人がいた。最初は悩んだが、自分が気にしないようにするしかなかった。
機嫌が悪いときに周りに当たり散らす先輩がいます。人に厳しく自分に甘いタイプの人なのでとても困っています。
仕事のやり方が雑で、すぐに仕事を振ってくる人がいた。
自分が絶対正しいという事を主張している子がいるが、それによりその子の人間関係の悪化や共存出来なくなっている環境になっている。
言い方がキツイ人がいる。ビシっと言わなければならない場面では役に立つ存在だが、女子ばかりの職場なので、同じことを言うにしても、言い方次第でかなり雰囲気や相手に与える影響が大きい。その人に注意される時は、大概傷つく。
上司が何を考えているのか分からない。気分のムラがある人がいると、こちらの調子が狂う。
聞こえるように陰口を言う人がいる。
自分の話しばかりする人、無駄話で人の時間を取る人、好意をやんわり断っているのに食事に行こうとしつこい男性。
情緒不安定で日によってすり寄って来たり口を開かなくなったり、接するのにこちらがひどく消耗する。
自分の意見を強く主張する人がいて(文句を言いながら)、その意見の同意を求めて来た時。
コミュニケーションを取ろうとしない場合、仕事のミスを指摘するときにしか会話が生まれないため非常にやりにくい。
…など

マネしたい!職場にいるコミュ力の高い人

コミュニケーションも軽快に、誰からも信頼される人、
あなたの職場にもいるはず!

いつも笑顔。
口頭だけの指示ではなく、要点のメモを一緒に渡してくれる。
人によって態度を変えない。誰に対しても平等に接する。雑談を上手にふってくる。
満遍なく話を振ることができる。
いつも笑顔でハキハキしていて、話しかけやすい雰囲気を出している。
相手をよく褒める。
積極的に相手に近付いていき、相手を知ろうとしている。仕事だけではなくプライベートなことに関しても興味を示している。
話を聞いてくれる、気配りできる人。
普段は社交的だがグループLINEなどでは節度を持って接し、適度な距離を保っている。
誰に対しても謙虚で礼儀正しく、相手に合わせた言動や相手の好む内容の会話ができている。また、聞き上手である。
普段はそんなに人に干渉する人ではないのに、新人さんには必ず話しかけてあげる先輩がいます。心遣いが素敵だなといつも思います。
ちょっとしたことでも話しかけたりして、職場の人達のことを気にかけていること。
ちょっとした疑問や分からないことを質問するのが上手な人がいます。わからず自分で勝手にやってしまうより聞いてくれるほうが覚えるし失敗する確率も減るので助かります。
適度にプライベートな話題もいれながら会話する。
とにかく腰が低い。
こまめに気がつき、どんな事態にもおおらかに対応する。
誰に対しても同じように丁寧な言葉使いと明るい笑顔で接しており、仕事の処理能力も抜群に高いので、彼女にどんどん仕事が集まっている。残業が増えれば生活の足しになると喜ぶものの、何でも難なくこなしてしまうので毎日きちんと定時に帰れている。
楽観的で明るい。話しかけやすい雰囲気を出している。
コミュニケーション能力の高い人は、みなさんきまって誰に対しても元気に明るく挨拶をしています。
今いい?、とか、すみません、など、頼み事をする前の一言がちゃんとあるので、感じがいい。
…など

※「はたじょ」調べ ●調査期間/2018年3月2日〜6日
●年齢/20〜29歳 20%、30〜39歳 49%、40〜49歳 28%、50歳以上 3%







うまくいく対人心理術


働く女性の日常には心を乱す出来事がたくさん転がっています。いつも穏やかな自分でいるために、
職場での上手な人間関係の付き合い方を鳴門教育大学の浜崎隆司教授に伺いました。



人は他人を変えることはできないけど、

自分は変えることができる。




 75年もかけて幸せの条件についてしらべた研究があります。何を得たら最高の人生を得ることができると思いますか?741人の人生をずっと追い続けて得られた結果です。答えは非常にシンプルです。出世することでも、お金持ちになることでもありません。「大切な人とのよい人間関係」です。
 人の悩みの9割は人間関係が原因です。会社に行きたくないと思ったら、仕事がきつい、給料が安い、休みが少ない、仕事が面白くない、と愚痴を言う前に、会社での人間関係に何か原因がないか考えてみてください。上司から注意される、同僚と口論する、お客様と話すのが苦手というような人間関係が背後にあるはずです。仕事の内容も給与もあなたの力では変えることはできませんが、人間関係は変えることができます。それも悪い関係から良い関係へ変えることができます。良い人間関係ができると気分がよくなります。
 人間関係の心理について少しお話しましょう。人間関係が壊れるのは、相手を変えようとすることがたいていの原因です。「自分は正しい、あなたは間違っている。だからあなたが変わりなさい」という考え方です。
 親と子や先生と生徒、職場では上司と部下の関係で多くみられます。離婚する夫婦もこの考え方が原因です。
 これは外的コントロールといわれます。でも人は人を変えることはできないのです。変えることができるのは自分だけです。例えば職場で仕事のことでいつも上司に注意を受けたり、時には激しく叱られて、会社に行くのが時々いやになることがありますね。それでも給料のために我慢するという考えでは、おそらく半年ももたないでしょう。我慢できなければこの会社辞めてしまえと思っているかもしれません。でも職を変えてもまた同じことを繰り返すことになるでしょう。あるいは、いつか上司も自分のことをわかってくれて、やさしくなるだろうという発想も相手が変わることを期待しているだけなのでまったく無駄な考え方です。
 そこで自分に目を向けてみましょう。まず、仕事について効率や利益を上げるのはあなたも反対はしないと思います。では今のあなたの仕事のやり方や姿勢は、利益を上げるために効果的ですか?上司に言われたことだけをこなしているのであれば、おもしろくもないし効率も悪いでしょう。仕事の内容を良く分析し、自分ができる範囲で仕事を効率よくし、気持ちよくできないか考えてみてください。簡単にできることからやってみましょう。例えば、朝会社に行った時に出逢った人にあなたからきちんと明るく挨拶する。机の上を整理するなどこれまで気に留めなかったことからやってみること。
 次に、上司や同僚との会話にも目を向けてみましょう。人間関係を壊す7つの習慣があります。批判する、責める、文句を言う、ガミガミ言う、脅す、罰する、褒美で釣るです。褒美で釣るというのは、「この仕事ができたら、ボーナスをあげよう」というものです。これらをあなたも使っているとしたら、あなた自身が周りの人との人間関係を壊している本人です。これは致命的な人間関係をもたらします。あなた自身が人間関係で変われる方法をいいます。傾聴する、支援する、励ます、尊敬する、信頼する、受容する、違いを交渉する、の人間関係を良くする7つの習慣を用いてください。人の話をきちんと聞くだけでも変わってきます。最後の「違いを交渉する」とは、お互いの考え方の違いをお互いが理解し、交渉して妥協できるとことがないか話しあうことです。例えば「私は海に行きたい。俺は山に行きたい」といっているカップルは、どちらにいっても関係が壊れていきます。このような時には海にも山にも行かないでディズニーランドに行こうという発想ができるかどうかがこの2人の運命を決めます。
 すぐに自分を変えるのは無理という人は、少なくとも人間関係を壊す7つの習慣を使わないだけでも効果はあります。それによって相手が変わるかどうかは相手が決めることなのでわかりませんが、少なくともあなたの心の中ではちょっと心地よさを感じることができます。少し自分が大人になった感じや自分自身にちゃんとできているという褒美があるからです。しばらく続けると相手の人はあなたの変化に気づきます。「最近変わったね」と言われるかも知れません。あなたの変化によって相手も変わることはあります。仕事も楽しくなってきます。何も自ら行動しなければ、100%あなたも相手も変わりません。外的コントロールを使う上司や同僚は多いと思います。厳しい言葉や褒美を使って人をコントロールしようとする人です。一時的に営業成績は上がるかもしれませんが周りとの人間関係は崩壊していきます。残念ながら出世はしても幸せな人生は送れないでしょう。おそらく家族からも嫌われるからです。上司も、あなたの反抗的な態度にカチンとくるとかもっと尊敬してほしいという思いがあるのかもしれません。その場合には、人間関係を良くする7つの習慣はかなり人間関係を良くします。

※参考文献 「グラッサー博士の選択理論」(アチーブメント出版) ウイリアム・グラッサー著、柿谷正期翻訳




良好な対人関係を築く5つの心得


心得その1

相手の欲求のありかをつかむ

人は、愛と所属、承認、楽しみ、自由、生存の5つの欲求を持っています。でも人それぞれ欲求のありかは違います。愛と所属は大切な人と一緒にいたい。承認は認められたい、楽しみは楽しいことをしたい、自由は束縛されたくない、生存は食べることや睡眠が大切という人です。例えば承認欲求のタイプの人は、仕事の話をする時、自分への評価が気になります。そのような場合、相手の良い点を会話に挟むと相手との関係はかなり良くなります。


心得その2

イライラしてる時は行動で切り替える

人とうまくいかなくてイライラしてる時は、相手を変えようとせず、まず自分の行動を変えること。あなたが相手との関係を今よりよくするためにできることは何かないだろうかと考えてみること。相手に文句を言ったりガミガミ言っているのであれば、それはやめて、傾聴し、お互いの考え方の違いを話しあい、まず相手と自分の共通点を探してみること。共通点がなくても話しあいの場をつくるだけでも2人の人間関係が改善します。


心得その3

自分の愛と所属の欲求を満たす

たいていの人は、自分の大切な人を愛したい、大切な人と同じところにいたいという欲求があります。まずは家族、恋人、友だちなど大切な人との関係を今以上に良くすること。それによって心に余裕ができると職場でうまくいかない人がいても、なんとか自分の方から改善できないか考えることができるようになります。まずは、自分にとって一番大切な人は誰か考えてみましょう。まずはあなたの心の居場所の確保です。


心得その4

仕事を変えるのも1つの選択

職場での人間関係が破綻している場合は、どうしようもない場合もあります。そのような職場にこだわる必要もありません。もちろん職場を変えるだけでは意味がありません。大切なのは、次の職場であらためて人間関係を良くするあなた自身の工夫が必要です。あなたにとって職種も大切ですが、そこでの人間関係こそがあなたの最も大切な課題であることを心に刻んでください。幸せな人生を送るために。


心得その5

相手は自分にとって大切な人?

職場の中で人間関係に悩む人がいる場合、その相手との関係を本当に良くしたいのかどうかをまず考えてみてください。誰とでも良い人間関係を持つことはできません。自分にとって大切な人とそうでない人は区別してもよいと思います。大切な人と思うならば「その相手とどうなったらいいのか」「そのために何をしているか」「それは効果があることなのか」「もっといい方法がないのか」を自問自答しながら行動できることから実行することです。


浜崎教授