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2017年8月「婦人科コラム」生理痛が悪化!生理の悩みを改善し、快適に過ごしましょう。

千幸堂_婦人科コラム

生理痛の原因は人それぞれ。いろんな痛みのタイプがあります。
生理が起こるメカニズムや症状を知れば、自分の生理痛の原因がどれなのか
予想をつけられます。またその対処法もお伝えします。


生理痛の原因はさまざまあります。主な、生理痛の原因としては、子宮筋腫、子宮内膜症を持っている方に多く、ストレスによるホルモンバランスの乱れなどが考えられます。それぞれの状態に応じた漢方薬を飲むことが必要です。また、生理痛を改善することは不妊の改善にも繋がります。いま妊娠することを考えていらっしゃらなくても、生理痛でお悩みの方は、今から改善しておくことをお勧めいたします。

①生理痛が生理の前に起こる方
 生理の前に生理痛が起こる人は、瘀血と言って、血液がドロドロして、血液循環が悪くて、古い血液が溜まりやすい方に多いタイプです。このタイプの方は、肩がこったり、日ごろから頭痛が続いたり、目の下のクマ、唇の色が悪いなどの状態が起こります。その方には、血液循環を良くしていき、子宮や卵巣の血流を良くしてあげる漢方で解決できます。食事量を減らし、野菜を多めに食べて、脂っこい味の濃いものを控えるようにしましょう。

②生理痛が生理の後に起こる方
 生理の後半に生理痛が起こる人は、体全体の血液が少なく血虚という状態の方が多いです。このタイプの方は、血液の量が少ないので、細胞が酸素や栄養不足をおこし、肌が乾燥し、髪の毛も細く、パサパサしています。もちろん子宮や卵巣も栄養不足で出血量も少なくなります。このタイプの方には、造血作用のある漢方を飲んで頂き、体を温めていくと生理痛が減ってきます。タンパク質やミネラルをしっかりとって早く就寝すると良いです。

③生理中ずっと痛い方、あるいは排卵期に痛みを感じる方
 このタイプの方はストレス性の原因が多いので、しっかりとした問診を行った上、体質に合う漢方をお飲みになることをお勧めします。便秘タイプの方に多いので、まずは腸内の掃除から始めていくと良いですよ。

④鎮痛剤をずっと服用されている方
 鎮痛剤は、解熱作用もあります。飲めば飲むほど体が冷えていきます。体が冷えることにより、生理痛が発生しているので、生理痛を抑えるために鎮痛剤を飲むことは、状態をさらに悪化させることにも繋がりかねません。ですから、鎮痛剤だけで、生理痛を調節するのではなく、漢方や食養生を取り入れて、体質を変えていきましょう。

 結婚されて子供が欲しくなられたとき、あるいは更年期を迎えられたときに、養生をしてきた人としていない人とでは、差が出ますよ。


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