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11月「皮膚コラム」誰にも知られず治してしまいたい痔

千幸堂_皮膚コラム

2016-11

大便をした後に、拭いたティッシュやトイレの便器が真っ赤になっていて
びっくりしたことはありませんか?最近は女性の3人に一人が痔に悩まされているといわれています。
痔は、不潔にしているのが原因で発症するものではありません。出産や、便秘、疲れなど日常生活での
様々なことが原因で発病しているのです。


痔の種類 ①内痔核

【状態】痔核は、直腸の下や肛門にある静脈を含めて肛門を閉じる役割をするクッション部分がうっ血してふくらんだもの。この痔核が歯状線より内側にできたものを内痔核といいます。


痔の種類 ②外痔核

【状態】肛門の歯状線より外側にできたものをいいます。肛門の外側に血まめができた状態で、血栓性外痔核といいます。


痔の種類 ③裂肛(切れ痔)

【状態】肛門の皮膚が切れたり裂けた状態。


痔の種類 ④痔瘻(あな痔)

【状態】歯状線にあるくぼみに大腸菌などが感染すると、炎症が起こり、化膿して膿がたまります。この段階は、まだ肛門周囲膿瘍。この症状が繰り返されることによって、細菌の入り口と膿が皮膚を破って流れ出る部分まで 、1本のトンネルのように貫通します。これが痔瘻です。


痔の種類と患部箇所

 『手術をしなくても治していける!』というのは女性にとってはとてもうれしいことです。漢方ではどのように痔を治療していくのかご説明いたします。まずは、下痢や便秘の改善からです。不規則な生活や、偏った食事で荒れた腸内環境。その腸内環境を整えるのに必要なのは食物繊維やビフィズス菌。食生活を変えると口で言っても実際に実践するのは難しい…そういう方にはサプリメントで摂取することもお勧めしております。それから、腸の動きを整える漢方薬を処方していきます。次に肝臓の疲れを取っていきます。なぜならば肛門の静脈は肝臓とつながっているのです。しかも肛門と肝臓が繋がっている静脈には、通常ついている弁がありません。そのため、血液が逆流しやすかったり、うっ血を起こしやすかったりするのです。肝臓が弱ると、血液を下から上に引っ張り上げる力が弱ってしまい、下のほうに溜まっていきこれが塊になり、飛び出していくのです。弱っている肝臓に栄養を与え、肝臓内の血の流れを良くすることで、肛門の静脈の血流が改善します。肝臓の働きが活発になって、血の流れが安定することで、体質が改善されます。最後に肛門部分の腫れが退く漢方を飲みましょう。痔のある部分だけでなく、実は非常に奥深くの血管まで膨らんで炎症を起こしているのが痔の治りにくい原因でもあります。外から薬を塗るだけではなかなか根治には至りません。漢方薬を飲んで体の中から治療していきましょう。


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